東京での講演会参加日記 平成23年5月

 

平成23年5月29日に、二つの歴史的講演会が東京で開催されました。

 

一つは、PMTCの元祖、アクセルソン先生の最後の来日講演

 

もう一つは、TBIで有名な先生方が一堂に会する、TBIセミナー 30周年 特別講演会 です。

 

今回は台風が接近する中、さくら歯科スタッフ3名が二手に分かれ、院長と東京まで行ってきました。

 

電車の中でも勉強中。
エライ!
2日前に行った大阪ほんだ歯科での口臭外来研修の復習でしょうか

 

こちらも勉強中。
感心感心!

 


バイバ〜イ

 

一人を除いて、品川駅で降車。
一人はお茶の水まで行くので、ここでしばしお別れです。

 

ペール・アクセルソン博士最後の来日公演 『患者が要求する予防』のすべて

院長とスタッフ2名は品川駅近くで行われる、アクセルソン先生の講演会へ。
雨が結構激しかったものの、会場までの通路はすべて屋根付きで、ぬれずにすみました。
会場はアクセルソン先生に人目お会いしたいと集まった、歯科医師と歯科衛生士の熱気でムンムン。
参加者は、歯科衛生士が圧倒的に多かったようです。

 


早めに着いたので、先に駅構内でお土産を購入。
品川駅構内は節電のため暗い・・・

 


今回の講演のタイトルは『日本の歯科が変わる!』
ワクワクするタイトルです。

 


会場は、THE GRAND HALL。
品川駅から歩いて3分の、きれいな会場でした。

 


会場に到着。
アクセルソン先生の講演を楽しみにしている方ばかりです。
写真左端は企業展示コーナー。

 


会場内の様子です(休憩中)。
院長は前から2列目、スタッフは7列目と、かなり前で聴くことが出来ました。

 


お昼休み休憩中。全席指定でした。
ただ、座席スペースがかなり狭く、先に土産を買っておいた私たちは、窮屈な中での聴講となりました。

 


この方が、歯周病治療に携わる歯科衛生士あこがれの的、アクセルソン先生です。

 


お昼に出たお弁当。味はまあまあでした。

 


お昼休み休憩中の入り口周辺。皆さん楽しそうでした。

 


午後の講演の休憩中。参加者は、約350名でした。

 


レインコートの話を再度強調され、講演は終了。
アクセルソン先生、ありがとうございました。

 

今回の講演が、アクセルソン先生最後の来日となるそうです。
今回幾多の困難を乗り越えて来日された理由は、
アクセルソン先生が患者さんの歯を保存することに、命をかけてこられたこと、そしてそれを実現できたことは、様々な根拠に基づいた方法を取り入れてきたからであること、そしてそれを誤った方法がはびこる日本の歯科医療従事者に伝えたかった
からではないでしょうか。

 

今回参加できた歯科医師、歯科衛生士にとって、今回の講演は貴重な財産となることでしょう。

TBIセミナー 30周年 特別講演会

もう1名のスタッフは、御茶ノ水駅近くの会場で、TBIに関する貴重な講演会に参加。もともと彼女もアクセルソン先生の講演に参加する予定でしたが、その後こちらのセミナーの案内が届き、是非その内容を知りたかったので、アクセルソン先生の講演を1名キャンセルし、特派員として参加してもらいました。
因みに、アクセルソン先生の講演はキャンセル待ちが大変多く、キャンセルの電話をしたときも、メーカーの担当者がむしろ喜んでいるようでした。
駅を降りてから参加証の地図を見ながら会場を探して歩いていたところ、同じ講演に参加する歯科衛生士に声をかけられ、一緒に会場まで行ったそうです。
その歯科衛生士は、知覚過敏用歯磨き粉のCMに出演しておられる先生の歯科医院で働いている方だったそうです。

 

GC会場
会場は、新しくできたばかりの GC Corporate Center。
どこもかしこもぴかぴかでした。
レクチャールーム
今回の講演会は、5階のレクチャールームにて行われました。
階段
階段も美しい!
この項の写真は、本セミナーに参加したTさんが撮影したものです。

 

ショールーム

 

ショールーム内もピッカピカ。
GCユニット

 

GCのユニットも綺麗でした。
歯ブラシ

 

色とりどりの歯ブラシたち。
会場
座ったのはかなり前の席(7列目)。
参加者は200人前後でした。

 

お弁当
お昼に出たお弁当。
メニューは下の写真。

 

お弁当メニュー
なんだか豪華そうですが、結構ヘルシーなお弁当だったそうです。

 

テキスト
今回のテキストと試供品。

 

素晴らしい講演だったそうです。
ところで、今回参加したスタッフが2年ほど前このTBIセミナーに参加したときは、右も左もわからず、ただついて行くのに精一杯でした。
また、他の歯科衛生士のレベルの高さに、驚いていました。
今回たまたま会場へ来る前に一緒になった歯科衛生士さんは2年目で、まだまだTBIについて経験を積んでいない初心者でした。
その方に少なからず尊敬の目で見られる歯科衛生士に、彼女も成長したようです。

 

今回の講師陣は、『横浜歯科臨床座談会』 の方たちです。
歯科医院によるTBIの神様的存在だった丸森賢二先生の流れを引き継ぐ、歯周病非外科的治療の代表的な先生方です。
これだけの講師陣が一堂に会することは、今後無いのではないでしょうか。
本当はさくら歯科院長自身も参加したかったのですが、アクセルソン先生の講演と重なったため、泣く泣くあきらめ当院歯科衛生士の中でTBIについて最も詳しいスタッフに参加してもらいました。
Tさん、ありがとうございました。

 

帰りは院長が懇親会出席のため居残り。
スタッフ3名は、新幹線のぞみ内で品川にて合流。
両方の講演会の内容について、話が弾みました。
帰りに名古屋駅JR高島屋の12階で晩ご飯を食べ、帰宅したそうです。
お疲れ様でした。

 

晩ご飯
Tさんの晩ご飯。
『ボリューム満点で
とってもおいしかったです♪』
とのことでした。

 

エビフライ定食
Kさんの晩ご飯。
エビフライ定食です。
『エビが大きくて美味しかったです♪』
とのことでした。

アクセルソン先生との懇親会(院長のみ出席)

講演終了後、近くのJAZZラウンジ 『トライベッカ』 にて懇親会が行われました。
今回参加したスタッフは2名が所帯持ちのため、帰宅があまり遅くなるのは好ましくないので、懇親会には参加しませんでした。
(でも、あとで『やっぱり参加しておけば良かった』と、ちょっぴり後悔していました。)
日本に居ながらにして、生でアクセルソン先生と触れ合える最後のチャンスだったので、院長は懇親会に参加しました。

 

懇親会会場
懇親会会場。続々と参加者が受付を済ませ入場してきます。

 

大竹社長
オーラルケアの大竹社長が、今回の講演に至るまでの経緯を説明されました。
また、『是非、生アクセルソンと触れ合ってください!』という言葉が印象的でした。

 

アクセルソン先生
アクセルソン先生のご挨拶。
講演中に何度も強調されたレインコートの話を、懇親会の挨拶でも三度(みたび)強調しておられました。

参加したスタッフ・院長の所感(感想)

アクセルソン先生最後の来日講演の感想

K さんの感想

今回、すごく貴重な講演会に参加させて頂きましてありがとうございます。
アクセルソン先生の30年以上に渡る研究結果は、現在の歯科医療の予防方法の基本となり、今まで世界中のいろんな場所で講演をされてきたということに驚きました。
継続的にメンテナンス(PMTC)を行うことは、歯を守るための方法の一つだが、全ての人に同じ方法をするものではなく、個人、個人にあった方法でメンテナンスを行うことが大切だ ということを学びました。
患者さんを見て、歯牙を診て、歯面を診て、リスクに応じたPMTCを行うことが本当のPMTCだということを今後は念頭におき、日々の臨床に貢献していきたいと思います。本当にありがとうございました。

I さんの感想

今回の講演でアクセルソン先生が、何度もお話されたのは、リスクのない歯面に不必要なメインテナンスを行わないということでした。
例を挙げてお話をされていましたが、例えば、旅行する時に、雨が心配な地域に行くときにレインコートを持っていくことは当然のことだが、全く雨の降る可能性のない例えばサハラ砂漠のようなところに、レインコートを持っていくことは全く無駄な行為である。
必要なところに必要な処置をするのはいいが、必要の無いところにまですることは犯罪だとまでおっしゃっていました。

 

私はまだまだ自分の処置に自信を持てずにいますが、もっと勉強に励み、自分の処置により悪化することの無いよう、危機感を持って臨んでいかなければいけないと感じました。
貴重な講演に参加させていただきありがとうございました。

TBIセミナー 30周年特別講演会  T さんの感想

たくさんの症例を見せていただき、毛先磨きと食事指導でこんなにも歯肉の状態が良くなるんだと驚きました。
セルフケアの威力に感動しました。
まず自分自身が100%磨きを練習して、患者さんに伝えれるブラッシングの技術を身につけたいと思いました。
三上先生と衛生士の磯崎先生のとても優しくて穏やかな人柄からは患者さんへの接し方、話し方の大切さも感じることが出来ました。
患者さんへの「伝え方」の大切さも教えていただいたので、今後の患者さんとの接し方の中で学んだことを活かすことが出来るよう頑張りたいと思います。

アクセルソン先生最後の来日講演  さくら歯科院長の総括

日本で広まっているPMTCは、アクセルソン先生の始めた方法と異なり、患者さんの歯を長持ちさせるという目的から逸脱した方法といえます。

 

今回お聴きした生の声に基づき、さくら歯科では、アクセルソン先生の推奨する『本当のPMTC』を実践します。
アクセルソン先生
写真は、アクセルソン先生との記念撮影。(ちょっと緊張し、硬直してしまいました。)
また、先生と握手することも出来、感激しました。

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