管理栄養士:栄養指導中心求人

三重県四日市市のさくら総合歯科では、院内での通常業務の他に、一次予防の普及のため将来的に小規模講演を担当して戴ける、常勤・非常勤の管理栄養士(Registered dietitian、Administrative dietitian)さん、栄養士さん(アシスタント・事務・受付兼任)を募集しています。
新卒の方も歓迎します。

はじめに

三重県四日市市のさくら総合歯科では、院内での子どもに対する食育・離乳食指導を始めとした業務を行ったいただける、常勤・非常勤の管理栄養士さん(アシスタント・事務・受付兼任)を募集しています。
現在、新卒を主な対象として募集しています。
既卒の方でも当院の業務に関心を持たれた場合は、お電話にてご相談下さい。
(正職員および平日午後・土曜パート(随時)を募集しています。)
写真はケーキのようなベジデコサラダのセミナーの講師と当院管理栄養士。

管理栄養士の学校に入り就職活動を始めると、意外に自分の希望とマッチする職場が見つからない、という声を耳にします。
一方、近年臨床に熱心に取り組む歯科医院で管理栄養士さんを採用するケースが、徐々に増えてきています。

 

四日市さくら総合歯科は、恐らく三重県下で最も早くから管理栄養士さんを採用した歯科医院です。
その後当院の真似をして管理栄養士さんを雇用している歯科医院が何件か現れました。
しかし、それらの医院では、実際の業務は殆どがアシスタント業務で、管理栄養士さんらしい業務は殆ど与えられていないようです。
例えば、管理栄養士さんを4名ほど雇用している県内の歯科医院の管理栄養士さんが、
「5年間で管理栄養士らしい仕事をしたのは1度だけ」
と言っておられたそうです。
(しかも、その医院からは管理栄養士さんが、当院に患者として偵察に来られました。)
また、名古屋の管理栄養士さんを6名も雇用している歯科医院でも、
「最初の2年はアシスタント業務のみ」
とのこと。
2年間食育関係の仕事から離れると、せっかく大学で4年も学んだことをかなり忘れてしまい、結局そのままアシスタントとして働かねばならないのが現実です。

(写真はセミナー後の食事会)
しかし、四日市さくら総合歯科の管理栄養士さんは違います。
本格的な成人から乳幼児・妊婦に対する食事指導を担当。
しかも、栄養だけでなく、食事のあり方まで指導しています。
それ以外にも様々な事務作業や子どもの機能訓練、カウンセリングまで、幅広い業務を担当しています。
当初はアシスタント業務が中心ですが、これは患者さんのお口の機能や状態を把握出来る能力を身につけるため、どうしても必要なこと。
料理人における皿洗いと同じとお考え下さい。

(写真は栄養の世界で有名な吉冨先生と管理栄養士)

 

歯科医師法第一章第一条に、

 

『歯科医師は、歯科医療及び保健指導を掌ることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。』

 

と定められているとおり、『歯科保健指導』ではなく『保健指導』が歯科医師の重要な任務として定められているのです。
さくら総合歯科には、現在常勤の管理栄養士さんが在籍します。
平成28年4月に就職して以来、東京・大阪・名古屋・横浜・京都・オーストラリアなどに研修に行き、様々な分野の研修を受けてきました。
そして「健康食育シニアマスター」や「オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル」等の資格を取得しました。
その結果、たった1年で質の高い食事指導が行えるようになりました。

(山田豊文先生とスタッフ)

 

ただ、今後資料作成やデータ入力などの業務が増えていくことが予想され、そのような業務を含めて活躍して戴ける管理栄養士さんを募集することになりました。
もし歯科でアシスタントなどをしながら、患者指導や外部啓蒙活動に関わりたい!、と考える方がおられれば、もう一人追加採用することを考えています。

さくら総合歯科が管理栄養士(栄養士)さんを応募するのはなぜ?

実は歯科こそが、管理栄養士さんを必要としています。
以下にその理由を説明します。

なぜ歯科医院で食事指導?

さくら総合歯科院長は、日本歯周病学会 歯周病専門医ですので、歯周病治療を希望して来院される患者さんがたくさんおられます。
歯周病は細菌感染症ですが、実は生活習慣病的側面も多分にあり、簡単に治る病気ではありません。

(古くから食事指導をしている丸森先生と当院管理栄養士)

 

特に、免疫力が低下している方の歯周病治療は極めて難しく、その様な方の多くは食生活に問題があります。
したがって、食生活を指導できるスタッフが必要です。
多くの歯科医院ではそこまで考えて治療は行っておりませんが、
数少ない一部の歯科医院では歯科医師や歯科衛生士がその任務を遂行しておりました。
しかし、歯科医師(医師も)は栄養学の講義を少ししか受けておらず、しかも忙しい臨床の中で時間をかけて食事指導を行うことが不可能です。
歯科衛生士に至っては、残念ながら知識が不足で十分な指導が行えません。だから専門職の管理栄養士(栄養士)さんが必要なのです。
定期的に歯科医院に来院されるかたの多くは健康意識の高い方ですので、メタボ健診に引っかかった特定保健指導の対象者より遙かに熱心に耳を傾けてくれます。
したがって、管理栄養士(栄養士)さんにとって大変やりがいがあると思います。

歯科医院でこそ食事指導!

医科で行われている栄養指導には、2つの重大な問題があります。
また、歯科医院でこそ良質の食事指導が出来る理由があります。

口腔の状態を全く無視した指導

口腔は最初の消化器官です。
咀嚼により食物を細かくすることはもちろんのこと、消化酵素でデンプンなどを消化します。
したがって、歯の健康を害した方では、この最初の重要なステップがうまくいかなければせっかく食べたものも栄養がうまく吸収できません。
医科における食事指導は、残念ながらのこの大きな問題を見落としています。

 

良い食事を摂取するには、歯の状態が良く、舌が健全で、しかも唾液が十分に出ることが非常に重要です。
そうでない方には、食事内容をそれに対応してバランスを考えながら指導することが必須です。

大学等で習う栄養学の根本的な問題


(あいうべ体操の今井先生と当院管理栄養士)

 

日本の栄養学はアメリカから入ってきた学問です。
ご存じの通り、アメリカは長寿国とは言えません。
つまり、アメリカの食生活は決して健康に良いとは言えません。
日本人は元来米を中心とした草食を中心としてきた人種です。
それが健康長寿と源となり、和食は世界遺産となりました。
そして、今世界で日本食が関心を集めています。
日本人が健康になるためには、日本人に合った食生活指導を行うことが重要です。

大学で習う栄養学に足りない部分

管理栄養士さん(の卵)に質問です。

 

以下のうち、正しくないのは、どれでしょう。

 

1 貧血では鉄を投与するべきである
2 栄養が足りない老人は栄養素を豊富に含む食品を摂取してもらうべきである
3 貧血の診断はヘモグロビンで見るべき
4 食物線維は摂取するべきである
5 便秘には食物線維が有用である
6 体重を落とすには断糖が必要である
7 こんにゃくは積極的に食べる必要がある
8 やせるので、肉、卵、チーズを積極的に摂取すべきである
9 ガンの患者には、オリーブ油やごま油を勧めるべきである
10 サラダは健康にいい
11 乳酸は疲労物質である
12 大腸にはオリゴ糖がよい

 

どうですか? 分かりましたか?
実は、これら全ては正しくありません。少しずつ間違いや足りない部分があります。
当院では、本当の栄養指導を目指し、正しい知識を身につけていただくよう、指導していきます。
上の問題が答えられなくても、大丈夫ですよ (^_^)

全年齢層がかかる唯一の医療機関

歯科が医科と決定的に異なるのは、全年齢層が対象となることです。
妊産婦から乳幼児、小児、成人はもちろんのこと、老人まで、在宅医療を含めれば天寿を全うするまで、全年齢層が対象となります。
このような診療科は医科にはありません。

正しい食事は栄養による健康のみでなく、更に重要な健康も左右する

食事は栄養摂取の手段であり、これが出来なければ数日で死んでしまいます。しかし、成長期の食事内容・姿勢・食事の仕方などによって、顎の成長・歯列・咬合が左右されます。
これは顔貌に影響を与えることは誰でも知っていますが、実はもっと大きな問題に関連しています。

 

それは呼吸です。
顎の成長が悪いと呼吸に悪影響を与え、睡眠時無呼吸などを引き起こします。
睡眠時無呼吸は心疾患の原因となり、大幅に寿命を短縮してしまいます。
呼吸は数分停止すれば死に至ります。
幼少期の食事指導は、この重要な呼吸の問題も改善できる可能性があるのです。

さくら総合歯科でのお仕事

現在さくら総合歯科には常勤管理栄養士が在籍します。
したがって、最初の半年はアシスタント等の業務を中心に行い、歯科的知識を十分に身につけてから栄養指導業務を手がけていただきます。
半年経過後にまず子供の食育から手がけていただくと同時に、成人の予防的食育指導の補助業務も行っていただきます。
在籍中の管理栄養士も同じ手順を踏んできました。

 

アシスタントや歯科関連の検査のデータの説明など、幅広い業務を行っていただくことになります。
管理栄養士さんは、おそらく歯科的知識は場を殆どご存じないと思います。
そこでまず、歯科医院での業務内容について説明します。

(写真は『チャイナスタディー』の著者、コリンキャンベル氏とさくら総合歯科管理栄養士)

アシスタント業務(当初の主な業務)

歯科医院で食育指導を効果的に行うためには、患者さんの口腔内を見ることが必要です。
食事や生活習慣がお口の中にどのようにな影響するかを知っていただくために、まずアシスタント業務から始めていただきます。
また、当初は歯科衛生士が行う歯周病治療の見学なども行っていただきます。

筋機能訓練(MFT)

矯正治療が必要な子どもたちの口腔機能は、ほとんどが正常ではありません。
そこで、その口腔機能を治すために筋機能訓練=MFT の指導者としてご活躍いただきます。

トリートメントコーディネーター業務

一般的な治療内容や疾患の説明を行っていただきます。
近年の歯科医院において、非常に重要視されている業務です。

資料作成などのIT業務

撮影した写真、レントゲン写真、様々な検査結果の整理・印刷や、新聞の作製、プレゼンの作成などの業務を行っていただきます。

受付補助業務

当院の受付は多忙ですので、時に受付の補助も行っていただきます。

食育指導!!

歯科的知識が十分に備わったら、最終的に食育指導も行っていただきます。

当初は、離乳食指導を担当していただきます。
離乳食は、栄養だけ考えていたのでは片手落ちです。
子どもの「食べる意欲」「健康的な味覚形成」「口腔機能の育成」なども、離乳食の重要な意義です。
これらを含めた、他とは異なる離乳食指導を行っていただきます。

食事指導に関する設備
当院には、全身の未病状態の有無や程度を調べる特殊な装置や、精密な多周波数分析ができる高精度体成分分析装置、Hba1cや高感度CRP測定器、AGE測定器、血管の状態を見る顕微鏡、血糖測定器、血圧計が設置してありますので、本格的な指導が可能です。

また、血液検査などのデータを基にした“分子栄養学的指導”も行っています。
院長ならびに在職中管理栄養士が作製したプレゼンを使用しながら食事指導を行います。
具体的には見学の時、ご説明いたします。

講演活動!!!

院内での仕事を一通り覚えて自信が付いたら、小規模な院外セミナーなども担当していただきます。
一次予防は、院内での指導等では、なかなか広まりません。どうしても医院から出て、普及活動をする必要があります。
健康になりたいけれど、ネットにあふれている情報は何を信じればよいか分からない、と悩んでおられる方は、たくさんおられます。
そういう方に正しい情報を伝えていただく啓蒙活動も、重要な業務です。

さくら総合歯科の特徴

学会やセミナーなどに参加できます。(費用は全額負担します。)
歯科では数多くのセミナーが開催されています。
セミナー会場に行くと、同じビルで歯科系のセミナーが複数行われていることも、珍しくはありません。

(写真は、ベストセラー『粗食のすすめ』著者、幕内秀夫氏と当院管理栄養士)

 

歯科医療は実は大変難しく、大学などで習った知識だけでは良い治療ができません。
栄養指導も、大学で習ったとおりでは患者さんを健康には出来ません。
たとえば、食事の内容はコレステロール値に大きな影響を与えないなど、栄養学の常識は近年どんどん覆されてきています。
牛乳に対する考え方が、その典型です。

応募をお考えの方へ

ご応募の前にお願いしたいこと

さくら総合歯科は、予防と歯周病治療、子ども矯正がメインの歯科医院です。したがって、

 

・さくら総合歯科ホームページ おとな編の歯周病と基本治療・歯周病内科治療・歯周病外科治療
・さくら総合歯科ホームページ 妊婦・赤ちゃん・こども編 全般
・歯を抜かず歯ならびを治す健康的こども矯正のホームページ

 

を必ずご覧になってから、ご応募下さい。
何れも管理栄養士さんの業務と非常に関連の高い項目です。

募集対象とその理由

さくら総合歯科では、現在患者さんに対する食事指導に力を入れています。

就職後3ヶ月くらいから、離乳食指導について勉強していただきます。
離乳食は厚生労働省が決めた指針に沿う方法の他に、BLW(Baby-Led Weaning:赤ちゃん主導の離乳食)という方法があります。各々利点欠点があり、その両方について十分に勉強できた段階で、就職後の勤務期間にかかわらず、離乳食指導を担当していただきます。

 

ある程度経験を積んだら、成人の栄養指導にも取り組んでいただきます。
巷で行われている栄養指導は、実は本当に健康のためになっているとは限らない、ということがわかってきています。
しかも歯科で行う栄養指導は免疫力アップまで考える必要があり、単に3大栄養素のバランスを考えると程度の指導では意味がありません。
そのために、他の業務をこなしながらセミナーなどに参加していただき、少しずつ理解を深めていただく必要があります。
現在食事指導を必要とする患者さんがどんどん増えてきており、現有メンバーでは対処しきれなくなってきています。
上記理由により、最低でも5年程度は継続勤務して戴ける、仕事を生きがいとして考えている方が必要です。
新卒を中心に募集していますが、既卒でも構いません。。

令和3年3月末卒業予定の方にお願いしたいこと

新卒の方は、多数の求人に応募し、複数の内定をもらうことが多いようです。
しかし、給食センターや大きな病院と違い、個人開業医においては従業員一人一人の重要度が非常に高く、内定をあとで返上されることは、経営に致命的な影響を及ぼしかねません。

 

歯科業界はまじめに診療を行うと保険診療は殆どの分野が利益なしか赤字です。
したがって、採用を予定していた方が就職しないということは、どうしても避ける必要があります。
もし当院での採用を内定したら、必ず就職して戴ける方のみご応募を受け付けさせていただきます。

その他

・ 従業員用駐車場は10台分あり、車通勤が可能です。(ただし小型車のみ)
・ 歯周病治療に禁煙指導は必須ですので、非喫煙者に限定させていただきます。
・ 患者さんから信頼していただくため、髪の毛の色はカラーコード(日本ヘアカラー協会)で7以下と規定しています。

給与

常勤 ★募集中★

現在
・ 当初は主にアシスタント業務・子どもの口腔機能訓練業務を中心に行っても良い
・ 歯科医院での食事指導の必要性をご理解いただき、是非勉強してみたい!
・ 自分の求めていたお仕事はこれだ!
・ 5年以上は常勤として働きたい!
という意欲のある方に限り、募集しています。

月給

管理栄養士 230,000円〜(諸手当込み)
(給与は、直接下のリンクからご応募いただいた場合)
賞与年2回(初年度1回)
社会保険(健康保険・厚生年金)加入
交通費支給、雇用保険、労災
管理栄養士求人のご応募はさくら総合歯科求人応募フォームから

非常勤 ★午後パート及び土日パートのみ募集中★
時給

管理栄養士 1、200円〜
栄養士 1,050円
交通費支給
5年以上継続勤務可能な方のみ募集中

選考手順

(1)書類選考(随時)

まずは履歴書をお送り下さい。
履歴書を発送されたら、その旨お下記連絡先までお電話をお願いいたします。
お電話は、平日午後6時少し前にお願いいたします。
書類選考は随時行います。

(2)一次面接(随時)

一次面接を行います。

(3)医院1日見学(一次面接後)

その後見学に来ていただきます。
見学は、午前9時から午後6時までです。

(4)選考試験(見学後)

当院で映像をご覧いただき、その要約と感想をレポートとしてまとめていただきます。

(5)二次面接(1選考試験後)

選考試験合格者に対し、最終的な条件の確認や、内定に関する説明を行います。

(6)採用

二次面接の結果に基づき、面接後1週間以内に採否を決定し、連絡いたします。
当院の仕事の内容に興味がある方は、早めのご応募をお願いいたします。

応募先と応募方法

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こちらからお電話で連絡

メールでお返事した後、お電話させていただきます。
その際、下記事項についてお話し下さい。
ご氏名
年齢
居住地域
新卒(卒業見込み年)であるか、既卒であれば管理栄養士としての経験年数(または新卒か)と、今までの業務内容
当院にご応募戴いたご理由

見学について

当院は午前と午後で診療内容が全く異なります。
したがって見学は当院の指定する日の平日9時から18時頃まで見ていただき、自分が働きたい、と思う職場であれば選考作業に移らせていただきます。