NHKの番組 『ためしてガッテン』 で、むし歯予防の特集が放送されました

★常識逆転!自宅でむし歯を治す法

 

平成20年8月に、NHKのバラエティー番組 『ためしてガッテン』 で、むし歯予防に関する特集が放映されました。

 

初期むし歯は唾液の力で治ること。
早期発見早期治療が、歯を守ることにはならないこと。
白い歯が健康とは限らないこと。
定期的に歯医者に通院し、管理しながら経過を見てゆくことの重要性。

 

など、当院が10年ほど前より、患者さんに説明してきたことがわかりやすく説明されていました。

 

 

『白い歯は健康』は本当?

むし歯には穴があく前の『初期う蝕』の段階であれば、治すことが出来ます。
穴が開いてしまうと、自宅で治すことは不可能となり、歯医者に通う必要が生じます。
初期う蝕のうちに自宅で直し続けることで、歯医者に通うことなく健康な歯を維持することが出来るのです。

 

歯医者にむし歯を疑って来院される方は、多くの場合

 

「むし歯は黒い」

 

と思っておられるようです。
しかし、実は初期のむし歯は白く見えます。
むし歯はむし歯菌の産生する酸によって歯が溶かされて起こりますが、実は表面ではなく表層直下から溶け始めます。
その段階では、歯の外から見ると白く見えます。
つまり、白い部分は健康とはいえない場合が多いのです。

 

ただ、この段階であれば唾液の力によって自分で治すことが出来ます。
唾液の中のカルシウムが溶け始めた歯に供給され、修復されるのです。

 

食事をする度に酸が産生され、しばらくの間は歯が溶かされ続けます。
したがって、飲食回数が増えれば歯が溶かされる時間が長くなり、唾液による修復が間に合わなくなってしまいます。
つまり、「溶ける時間」を短くし、「治る時間」を長くすること、即ち飲食回数を少なくすることが効果的な対策となります。

 

四日市さくら総合歯科での初期むし歯治療法

現在、当院では、唾液の検査(サリバテスト)をすることにより、お一人お一人におけるむし歯の起こりやすさ・唾液のむし歯修復能力を検査し、オーダーメードのむし歯予防対策を説明しています。

 

『歯石が多い人はむし歯になりやすい』?

歯石が付きやすい人は、唾液の中にカルシウムが多いと言われています。
ということは、唾液がむし歯を治す力(これを再石灰化能力といいます)が強いので、

 

『歯石が付きやすい人は、むし歯になりにくい傾向がある』

 

が正解です。

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