1.顎関節症とは
専門的には『痛みと機能障害によって特徴付けられる咀嚼系の臨床的問題』のことを言います。
わかりやすく言えば、
・ 口を開いたり閉じたりするときにあごの関節付近が痛い
・ 口が開きにくい、
などの症状を起こす病気です。
数年前に大食い選手権世界チャンピオンが、この顎関節症にかかった事で広く知れ渡るようになりました。
世界的に咬み合せは関係ないという考え方が主流となっていますが、日本の臨床家は噛み合わせが原因のことが多い、と考えています。
2.治療について
主に態癖(横向き寝や頬杖などの)指導で対処します。
それでも治らない方の顎関節症の積極的治療は、現在当院では行っておりません。
ただし、他の病気(むし歯や歯周病)の患者さんに対して、その治療と並行して顎関節症に対応する場合はございます。