無痛治療と予防(究極の無痛は予防です)

当院では、治療に際して極力麻酔を行っています。
(初期の浅いむし歯で、痛みを感じない場合は除く。)
また、お子様を中心として、麻酔をしなくても痛みを感じない特殊な治療法も採用しています。

無痛治療を希望される方へ

当院では、極力痛みのない治療を行っています。
しかし、全て無痛というのは、事実上困難です。
ひどくなるまで放置した歯は、希に麻酔の効きにくくなっている場合があります。

 

痛いのがいやで歯の治療から遠ざかってしまう方が多いようですが、痛いのが嫌いな方こそ、早期発見・早期治療を心がけてください。
そして、更に無痛を望む方は、必ず予防的処置に定期的に通院してください。

 

究極の無痛に必要なのは予防です。
是非予防に取り組みましょう!

究極の無痛は予防

当院では、無痛治療を希望される方には、まず予防処置からお受けいただきます。
どんなに痛みのないよう努力しても、予防をしなければすぐに再治療が必要となり、頻繁に歯科医院に通う羽目になってしまいます。
しかも治療を繰り返すたびに歯は劣化し、やがて抜かなければならなくなってしまいます。

 

そこで当院では、痛くないことを目的として来院された方には、まず、唾液検査をお受けいただき、むし歯と歯周病のリスクについて調べます。(7,000円(税別))
そして

 

・ 今後同じ歯の治療を繰り返さないために
・ むし歯や歯周病、歯の破折による激痛を起こさないために

 

何が必要かをアドバイスします。
更に、予防にとって重要な歯磨き指導や食事指導を先行して行い、リスクが低くなったことを確認してから治療を始めます。
特に糖類の摂取制限が重要で、糖類さえ制限すれば、大きなむし歯でも殆どの場合痛くなりませんので、慌てて治療を開始する必要はありません。

痛くない治療のための工夫

表面麻酔

麻酔は注射で行いますが、針を刺す部位に予め表面をしびれさせる、表面麻酔薬を使用しています。
当院では2種の薬剤を混合し、数分以上待ってから注射しますので、多くの場合針を刺すときに殆ど痛みは感じません。
(表面麻酔薬は、塗ってすぐには効果が出ません。)

 

極細の注射針

注射針は非常に細い 『33ゲージ』 を使用しています。
細い針ほど、針を刺すときの痛みが少なくなります。

 

下の写真は、左から33ゲージ、31ゲージ、30ゲージ。

 

一般的には30ゲージが使用されることが多いようです。

 

時間をかけて注入

麻酔の痛みの大部分は、薬液を注入するときに感じます。
大変ゆっくり、時間をかけて(数十秒から数分)注入することにより、殆ど痛みを感じません。
抜歯や手術の時には、少しうってからしばらく待ち、効いてきた頃に更に追加、ということを3回ほど繰り返し、痛みを極力感じないよう、努力しています。

 

麻酔薬注入に適した圧力は、患者さんによってまちまちですので、指先に圧力を感じながら痛みが出にくい速度で注入します。
電動注射器は、患者さんに応じた圧力の調整が行いにくいので、あえて使用しておりません。

 

特殊な体勢での治療

手のひらを広げたりする特殊な体勢で治療を行うと、麻酔をしなくても痛みを殆ど感じません。
特に子どもの治療はやむを得ず歯の神経を取る場合以外は現在殆どこの方法で行っており、子どもにとって危険な麻酔を回避するよう努力しています。

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