1.iPS細胞とは

山中教授のノーベル賞受賞により脚光を浴びているiPS細胞。
iPS細胞とは、induced pluripotent stem cellの略で、日本語では人工多能性幹細胞と呼ばれています。

 

iPS細胞はES細胞と異なり、受精卵を使用せずに得られる万能細胞であり、倫理的な問題が生じにくいのが画期的な点であると言われています。

 

iPS細胞は様々な細胞への分化が可能で、再生医療や新薬の開発への応用が期待されています。
また、難病患者からiPS細胞を作って解析することにより、病気の原因や治療法の開発にも利用できるのでは、と期待されています。

 

2.歯髄細胞とiPS細胞

歯の神経を構成する歯髄細胞には、神経を再生する力があります。
これを使って脳梗塞などを治すことができるのではないかと考えられています。

 

この歯髄細胞からiPS細胞が効率的に作れるということが岐阜大学などの研究によりわかりました。

 

3.歯髄バンク

乳歯や親知らずの中の歯髄細胞を取っておき将来の再生医療に備えるため、歯髄細胞を保管しておくのが、歯髄バンクです。

 

歯髄細胞は、 歯牙という硬い組織に保護されているため紫外線や放射線を通しません。
また、内部の酸素濃度も低いため、遺伝子に傷をつける物質ができにくいので、細胞を良好な状態で保存しやすい特徴を有します。

 

抜歯した歯から幹細胞を取り出して凍結保存しておくことにより、将来良質なiPS細胞を作ることが可能になります。
歯髄細胞は従来医療廃棄物として処理されてきた、抜いた親知らずや乳歯などから採取可能です。
しかも培養方法および保存方法が確立されている点において優位であると言えます。

 

4.歯髄細胞バンク 提携歯科クリニック

歯髄細胞バンクを取り扱っている 『再生医療推進機構』 では、提携歯科クリニック(認定歯科医療施設)とタイアップし、歯髄細胞の保存業務を行っています。

 

四日市さくら総合歯科は、歯髄バンク提携クリニックに指定されています。