1.さくら総合歯科(四日市)でのインプラント 治療の方針
当院ではまず残っているご自身の歯を残す方法を考え、無理に残さない方がよい場合にインプラントを選択しています。
したがって、インプラントの症例数はそれほど多くありません。
その方がインプラントを行うことにより、長い期間幸せになれると判断した場合のみインプラントを選択します。
逆に将来苦労しそうな方(喫煙者、歯磨きを丁寧に行わない方、健康意識の低い方など)には、ブリッジや入れ歯、場合によっては歯のない部分をそのままにする、という選択をお勧めしています。
元々歯がない部分には、インプラントと入れ歯の利点・欠点を説明させていただき、ご自身に選択していただいています。
(入れ歯の詳細についてはこちら)
但し、骨の量が足りない場合は、骨を作る等、別の手術が必要になる場合があります。
骨格のきゃしゃな日本人に不向きだと思われる『All-on-4』などは、お取り扱いしておりません。
2.インプラントとはどのようなものか
かつて様々なインプラントが開発され、消えてゆきました。
現在では殆どのインプラントが、体にやさしいチタンを原料としたネジ型の物を骨に埋め込んで、歯の根の代わりとして使用します。
インプラントは、ある程度歯周病等に冒された歯よりは長持ちしますが、健康な歯に勝るわけではありません。
特に、歯磨きの重要性は自分の歯以上ですので、『時間をかけて磨くのは面倒だ』という方にはお勧めできません。
そういう方には入れ歯の方がよいでしょう。
ただ、歯磨きを正しく行いさえすれば、インプラントは快適な食生活を実現する事のできる、素晴らしい治療法です。
入れ歯で『良く噛めない』とお悩みの方でも、『おいしく食べる』事ができるようになります。
3.インプラント治療を受けられる方へのお願い
歯がなくなった方には、それなりの理由があります。
例えば
・ 歯磨きがご自身の抵抗力に対して充分でなかった
・ 食生活に問題があった
・ もともと歯周病やむし歯になりやすい体質であった
・ 歯ならびが悪く、歯磨きが行いにくかった
・ 歯ぎしりがひどかった(お口の病気のページ参照)
・ ヘビースモーカーである
この様な方が、あとから新たに歯に代わるもの(インプラント)を入れたとしても、同様なトラブル(インプラント周囲炎)が起こる可能性があります。
しかも体の抵抗力は年々低下してゆきますので、今までと同じ感覚で長期間保つ可能性は低いと言えます。
インプラントを長持ちさせるためには、
・ 歯磨きの指導を受けていただき、励行していただくこと
・ 定期的(多くの場合3ヶ月に一度)に、検診とプロによるクリーニングを受けていただくこと
・ ナイトガードを装着していただくこと
が重要になります。