朝比奈隆の紹介

朝比奈 隆 は、ブルックナーやベートヴェンの演奏で有名な指揮者である。

 

 

堂々たる風格の指揮から繰り出される重厚なその音楽には、国内に多数の熱狂的ファンが存在する。

 

1908年、東京に生まれ、幼少からヴァイオリンを始める。
京都帝国大学に学びながら、同大学オーケストラに所属、ヴァイオリンと指揮のレッスンも受けていた。
卒業後は阪急電鉄に入社し、2年後に退社し、音楽家への道を歩み始める。

 

1937年、京大オーケストラを指揮してデビューを果たした。
その後、大阪中央放送局の専属指揮者、上海響常任指揮者を経て、1947年に関西交響楽団を設立し、常任指揮者となる。
同交響楽団は1960年に大阪フィルハーモニー交響楽団となり、他界するまで音楽総監督を務めた。

 

海外のオーケストラへの客演も多く、ドイツ/東欧/イタリア/北欧などの約70団体と共演を行なっている。
また1996年には、87歳という高齢にもかかわらずアメリカへ渡り、シカゴ交響楽団と共演。
地元のマスコミ、聴衆から熱烈な歓迎を受けた。

 

長寿の指揮者の多くが、晩年椅子に座って指揮をしていたが、彼は愛知県芸術劇場での最後の講演まで、『立って指揮をする』事にこだわった。

 

2001年12月、惜しまれつつその生涯を閉じたが、現在でも彼の残した音楽を愛好する人間は多い。