さくら総合歯科診療の基本方針

平成26年11月に、NHK放映「プロフェッショナル仕事の流儀」で熊谷崇先生が取り上げられ、メディカルトリートメントモデルに基づいた予防・治療が紹介されました。
さくら総合歯科院長とスタッフは同年5月と11月(放映前日)に計4日間、熊谷先生の医院で研修を受け、ほぼ同じ内容の診療手順を取り入れました。

 

なお、熊谷崇先生は平成28年1月テレビ東京系列の「カンブリア宮殿」にも取り上げられました。

 

【初診時の流れ】

まず、ご来院いただいたご理由について、お話を伺います。
将来にわたってお口の健康を守るにはどうすればよいか、簡単にご説明いたします。

診療の流れ図(フローチャート)

下図は、当院の診療の流れを示すフローチャートです。
実際は、患者さんのご要望に応じ、更に他の方法で対応する場合もございます。

 

三重県四日市市 さくら総合歯科 診療の流れ

 

むし歯の治療や歯のない部分の治療は、必ず歯周病治療を行ってからはじめます。
この順序は、当院の基本方針として絶対に譲れません。
その理由は、日本歯周病学会がポジションペーパー(立場表明書)として下記内容を公開しています。(抜粋)

「歯周病患者に対する補綴歯科治療のありかた」に関する提案書

多くの患者では,咀嚼障害に至るまでにすで
に長い年月を経過しており,ルートプレーニングまで
の歯周基本治療を行ってから早期補綴治療に行っても
大きな支障は出ないと考えられる。
前歯部の欠損などによる審美的問題は患者の QOL
を著しく下げることがある。この場合には暫間補綴処
置を先行させる。審美的問題があるからといって,安
易に早期補綴治療(最終補綴)を行うことは正当化され
ない。
歯周病患者における補綴歯科治療に関しては,患者
の希望があれば歯周治療を全く行わずに補綴しても構
わないという考え方は正しくない。患者サービスの見
地のみから考えると,早期補綴治療は好ましいと考え
がちである。しかし,歯周病と全身疾患との関係など
が明らかになりつつある現代においては,歯周治療を
先行させなければいけない理由を患者に説明する必要
がある。早期補綴治療を行うと,患者教育の機会をみ
すみす失う結果となり,長期的には患者にとっても損
失が大きいと考えられる。

上記のように、患者さんの希望があるからと言ってさっさとむし歯治療などを行うことは、結果的に患者さんの将来にとって悪影響があることから、当院では行いません。
また、それに加え、三重県四日市市のさくら総合歯科では、むし歯や歯周病のリスクが下がってから、初めてむし歯や歯のないところの治療に移ります。
繰り返しになりますが、これは患者さんの健康を考えた上での、当院の譲れない診療方針です。

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