さくら総合歯科はほんだ歯科口臭外来提携クリニック
★お知らせ★
令和2年7月より三重県内の新型コロナ感染が拡大傾向にあるため、しばらくの間本格的な口臭外来の受け入れを停止しております。
なお、当分の間 当院にて歯を大切にするために通院されている方対象の、簡易的な口臭治療のみ行います。
さくら総合歯科 口臭外来のご案内
三重県四日市市のさくら総合歯科は、口臭治療臨床の第一人者といわれている本田俊一先生のご指導の下、「ほんだ式口臭治療」を行っています。
現在、主に女性スタッフ(日本口臭学会認定歯科衛生士)が担当しています。
口臭外来をご希望の方は、必ずこのページをよくご覧になってからお電話をお願いいたします。
口臭とは
お口の中に住んでいる微生物によって産生されるガスや、肺から出るガスが呼気に混入したものが、口から排出されて感じられるにおいのことを言います。
本人は自覚しないが他人に不快感を与える場合や、逆に他人はそれほど感じないものの、本人が気にして悩む場合があります。
欧米では、頻繁にキスや抱擁を行うため 口臭に対して敏感で、口臭予防に対して大変関心が高いようです。
一方、日本でもスチュワーデスや芸能人などは、口臭に気を遣っているようです。
しかし一般的には欧米ほど至近距離に接近することは希で、従来多くの人はそれほど気にしていないことが多かったようです。
しかし近年、日本人はどんどん においに敏感になり、口臭も例外ではなくなりました。
口臭と人間関係
口臭は、人間関係に大きな影響を及ぼします。
口臭が原因で、
・ 人と話しをするのが怖くなる
・ 口を開けて笑えない
・ 人に嫌がられる
・ 学校や職場でのいじめ
等の影響が生じ、対人関係に支障を来しかねません。
口臭によって、「会話」という、人間にとって重要なコミュニケーションが取れなくなる場合があり、その結果社会生活に重大な影響を与えます。
口臭は自分ではなかなか気付きにくく、しかも人に尋ねにくいため一人で悩んでしまったり、気付かず他人に迷惑をかけてしまうことが少なくありません。
当院では、口臭に悩む方たちを数多く救ってきた『ほんだ式口臭治療』により、明るい生活を取り戻していただけるよう、準備を進めています。
口臭に関する統計
(1)統計1 ・・・ オーラルケアで気をつけていること
ある調査会社が、オーラルケアに関する調査結果を発表しました。
それによると、調査は2009年3月の5日間インターネット上で行われ、全国の20代から40代の男女399名から回答を得ました。
その結果、自分で行うオーラルケアで一番気をつけていることは、
1位は「むし歯予防」(44.2%)
2位が「口臭予防」(24.8%)
3位が「歯周病予防」(14.2%)
でした。
回答の詳細を見ると、20代は「口臭予防」(32.1%)、40代は「歯周病予防」(23.9%)の値が高いなど、年代によって気をつけているポイントが違うことがわかりました。
(2)統計2 ・・・ 自分のものも他人のものも、気になるのは「口臭」
江崎グリコが発表した「いまどきの口臭事情」に関する調査結果で、8割の人が自分や他人の口臭を気にしていることがわかりました。
調査は2009年5月20日と21日の両日、全国の20代〜50代の800名を対象にインターネットで実施されました。
調査結果によると、「日頃気になる他人のニオイ」と「日頃気をつけている自分のニオイ」を複数回答で聞いたところ、
他人のニオイ
1位「口臭」(82.0%)
2位「汗臭さ」(66.8%)
3位「たばこ」(60.5%)
自分のニオイ
1位「口臭」(77.8%)
2位「汗臭さ」(72.4%)
3位「足・靴下」(40.6%)
と言う結果が出ました。
自他ともに「口臭」を最も気にしていることがわかりました。
(3)統計3 ・・・口臭白書2019
口臭ケアの啓発活動などをおこなう「ブレス・ハザードプロジェクト」が日本人の口臭をテーマとしたセミナーを2019年5月に東京都内で開催しました。
口臭予防意識の地域差
日本人の口臭の現状と課題」をまとめた調査書「口臭白書2019」の結果によると、全国4700人に対するアンケート調査から算出した「都道府県別口臭ケアランキング」では、徳島県が「最も口臭予防意識が高い県」に、最下位は三重県だったとのこと。
口臭の男女差
20代〜60代の男女214人を対象に口臭測定器でおこなった「口臭レベルの実態」調査によると、「周囲の人が臭いを感じる」レベルの口臭であると測定した割合が、
・ 男性の8.3%
・ 女性が17.9%
と2倍以上の差が認められたそうです。
口臭の原因
(1)お口の中に原因がある場合
生活習慣などから来る、お口の中のバランスのくずれにより、口臭が発生します。
お口の中に存在する微生物が、悪臭を発する成分を産生し、口臭となります。
(2)お口以外に原因がある場合
・ 胃に問題がある場合
・ 鼻や副鼻腔・のどに問題がある場合
・ 内科的な病気(糖尿病など)がある場合
・ その他
口臭の種類
(1)生理的口臭
健康な人にも発生する口臭で、肉体的・精神的状態に応じて強くなることがわかっています。
会話中に、相手が不快を感じる場合があります。
飲食後の口臭も、これに属します。
時に本人も自覚します。
(2)病的口臭
歯周病など、原因となる病気があり、それが原因で生じる口臭です。
第三者が常に不快に感じます。
本人は自覚しにくい、という特徴があります。
口臭の原因物質
(1)口臭の原因になる物質
口腔内の細菌が食べカスや、歯垢、舌苔などのたんぱく質が分解された際に、口臭成分(VSC:揮発性硫黄化合物)が発生します。
それが口臭の原因となります。
(2)口臭の原因となる物質の種類
口臭の原因となる揮発性硫黄化合物のうち、代表的な物は下の3つです。
硫化水素(H2S)・・・・・・・・・・・・・・・・卵が腐ったような臭い
メチルメルカプタン(CH3SH)・・・・・・・野菜の腐ったような臭い
ジメチルサルファイド((CH3)2S)・・・・ゴミ臭
その他にも
アミン類(トリメチルアミン、カダベリン、プトレッシン)、
有機酸(酪酸、プロピオン酸、乳酸)
フェニル基含有物(インドール、ピルビン酸、アンモニア)
窒素化合物(アンモニア、尿素)尿素)
口臭の検査
(1)計測機器による検査
口臭原因物質のうち、代表的な物質を測定器を用いて測定します。
使用する機器により、検知精度が不足したり、限られた物質しか測定できないのが欠点です。
市販の安価で手軽な測定機器もありますが、残念ながら信頼性は低いようです。
(数十万円以上の価格の専門的な計測機器とは、比較する方が無理と言えます。)
(2)歯科医師・EBAC認定歯科衛生士の鼻による検査
口臭の原因物質は、実際には数多く存在し、測定機器はその全てを測定することはできません。
最終的には、人間の鼻による診断が重要となります。(官能検査)
当院では、ほんだ式口臭外来に沿った方法で、検査します。
口臭の治療
(1)生理的口臭
当院で行っている『ほんだ式口臭外来』ならではの治療を行います。
a) 生活習慣の改善
生活習慣の改善により、口臭の原因を根本的に改善します。
具体的には、『口臭外来』時にご説明致します。
b) 口臭を軽減する製品の使用
その方の症状に応じ、様々な口臭抑制関連製品を対症療法として使用し、無臭化を図ります。
ア) ClO2製剤の使用
最も代表的な口臭抑制用品が、アメリカのDr.Jon.L.Richterが開発した『ProFresh』です。
この製品は、二酸化塩素を配合した画期的で安全なうがい薬の様な製品です。
ほんだ式口臭外来提携クリニックでは、市販されているものより濃度の濃い、効果の高いものを提供しています。
イ)プロバイオティクス:Aktiv-K12の使用
口臭のない人のお口の中の細菌を調べたところ、乳酸菌の一種であるストレプトコッカス・サリバリウスK12が存在する場合が多いことが、わかっています。
近年様々な乳酸菌(たとえばLS1など)が、お口の中の細菌の制御・腸内細菌の制御の目的で製品化されています。
一方、サリバリウスK12は口臭を制御する目的で、製品化されています。
当院で採用しているAktiv−K12システムは、口臭治療で有名な大阪のほんだ歯科で採用されているものを使用します。
この中には、上に述べたサリバリウスK12だけでなく、サリバリウスM18も含有している点で、他の製品と差別化されています。
α)サリバリウスK12とは
アメリカの細菌学雑誌 『Journal of Clinical Microbiology』 に、「人には希に口臭がない人が存在し、その人たちには口腔内に済む善玉菌ストレプトコッカス・サリバリウスK12の割合が高い」との記事が掲載されました。
この菌はB.L.I.Sと呼ばれる人体に無害の自然タンパク質を作り、口臭の原因になるような悪玉菌を積極的に攻撃し、撃退します。
この菌は、成人の世界人口のわずか2%にしか存在しません。
本来人間のお口の中にいた天然の善玉菌なので、人体に悪影響を及ぼすことはありません。
この菌をフリーズドライにすることで、お口の中に取り入れることが
可能となりました。
β)サリバリウスM18とは
ストレプトコッカス・サリバリウスM18という細菌は、サリバシン9と呼ばれる物質を産生し、ミュータンス菌(最も代表的なむし歯菌)を抑制します。
また、ウレアーゼと呼ばれる物質も産生し、お口の中を中和させる働きもあります。
サリバリウスM18が発生させる酵素が歯垢(細菌の集団)を溶かすことにより、歯垢を減少させることが出来ます。
また、歯肉炎を抑えることも証明されています。
ウ) その他ほんだ歯科推奨用品の使用
口臭治療は、単なるにおいの制御に留まりません。
患者さんの気になっていることの原因をつきとめ、その症状に応じて様々なほんだ式口臭外来専用用品を駆使して治療致します。
具体的には、『口臭外来』時にご説明致します。
(2)病的口臭
歯周病やむし歯は、悪臭を発する物質を産生する微生物の温床となります。
歯周病やむし歯を治療することにより、口臭発生原因を根本的に排除します。
口臭治療を手がけている医院における治療法の多くは、この方法です。
当院は、もともと歯周病治療を得意としており、
・ 歯周内科
・ 歯周外科(特殊な手術)
・ 3DS
など、様々な対応方法を用意しております。
この場合も、口臭抑制関連製品により、口臭を一時的に抑制することは可能です。
さくら総合歯科での口臭治療の実際
さくら総合歯科の口臭治療は、東大阪市のほんだ歯科 本田俊一先生の指導に基づき行っています。
本田先生は日本における口臭治療の第一人者で、従来口臭測定では問題ないとされた方でも存在する、「生理的口臭」に対しても適切に対応しておられます。
当院での治療は、
1) 主に歯科医師が対応する場合
2) 主にEBAC口臭外来認定歯科衛生士が対応する場合
があります。
ただ、歯科医師(院長)は歯周病治療などで多忙なため、現在(2)を中心に行っています。
(1)口臭治療で行うこと
a) 口臭測定器:オーラルクロマにて、口臭計測
当院では、オーラルクロマという測定機器を用いて口臭を計測します。
オーラルクロマは、ハリメーターと言われる測定機器よりはるかに少ない口臭原因物質を検知できる、感度・精度の高い測定器です。
また、口だけでなく、鼻やのどからの臭いも調べることが出来ます。
b)官能検査
歯科医師または歯科衛生士が、自分の鼻で口臭の有無・程度を調べます。
計測機器ではわからない様々な成分による微細な臭いも感知できるので、口臭治療にとって不可欠かつ最も重要な検査です。
c) その他精密検査
口臭治療後口臭に関係のある検査を行います。
d) カウンセリング
患者さんの生活習慣などのカウンセリングを行いながら、口臭改善方法の指導などを行います。
(2)治療までの流れ ★★必ずお読みください★★
a) ご予約
お電話にてご予約ください。
口臭治療のみを希望される方は、以下の手順にて行います。
他の治療も併せてご希望される方は、まずその診査を行います。
その後については、様々なバリエーションがありますので、ご来院時にご説明いたします。
【精神科通院歴のある方へ】
口臭外来を受けていただく前に、まず主治医の先生に病状を確認させていただきます。
主治医の許可が得られた場合に限り、口臭外来のご予約をお取りさせていただきます。
精神科通院歴のある方は、ご予約をとられる前に必ずその旨をお伝えください。(若干の手数料がかかります。)
的確な指導を行うためですので、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
b) 生活調査票のダウンロード
口臭外来に必要な『生活調査票』をダウンロードしてください。
生活調査票のダウンロードはこちら
AdobeReader が必要です。
ダウンロードした生活調査票をご自身で印刷し、1週間分なるべく詳細に記入して、初診時にご持参ください。
ダウンロードや印刷が出来ない方は、FAXまたは郵送にてお送り致しますので、ご予約の10日以上前にお電話にてご連絡ください。
c) ご来院の際には
身分証明証として、保険証をお持ちください。
ご記入済みの生活調査票もお忘れなく。
口臭治療の費用(消費税別)
本格的な治療の場合、治療は初診時1回、その後症状に応じ再診が2〜4回程度必要です。
口臭外来は自費診療となります。(消費税別)
その他、様々なプチ治療コースを用意しております。
はじめに・・・年齢別アドバイス ★★必ずお読みください★★
口臭を指摘されたのが30代後半以上になってからの方
30歳代半ば以降になって始めて口臭を指摘された方は、病的口臭(歯周病などによるもの)の可能性が高くなります。
最初から口臭外来をお受けいただいても構いませんが、口臭外来の前に、当院における徹底的な歯周病治療をまず受けられ、それでも口臭を自覚された方は、後で口臭外来を受けられることを、
お勧めします。(この場合、下記治療費より安価なコースもご用意しております。)
註)現在、口臭治療・歯周病治療とも土曜日は予約が大変取りにくくなっております。
口臭治療のみを希望される方は、平日にご予約をお願いいたします。
30代前半以下の年齢で口臭を指摘された方・口臭が自分で気になった方
比較的若い時点で口臭を指摘された方、口臭を指摘されたことはないが自分で気になっている方は、生理的口臭の可能性が高くなります。
この場合、始めから口臭外来をお受けになることをお勧めします。
(歯科医師コース、EBAC認定歯科衛生士コースの2つがあります。)
(1)ほんだ式口臭外来の治療費−EBAC口臭外来認定歯科衛生士コース
1) 本格治療コース
a) 初診時 (診療時間:約3時間)
初診料 25,000円〜30,000円
その他、口臭ケア用品の購入が必要になります。
口臭測定・診断(診断・治療方針の決定は歯科医師が行います)・精密検査・カウンセリングを行い、その後 対処法についてご説明します。
お口のクリーニングも行います。(一部例外あり)
b) 再診時 (診療時間:約1時間〜1時間30分)
再診料 12,000円
再評価のための口臭測定・対処法の説明などを行います。
再診は、症状に応じ 1〜数回必要です。
c) 再初診時
初診料と同じ
最後の診療から1年以上経過している場合、お口の中の状況が変化しているので、初診時と同じ口臭測定・精密検査・診断を行う必要があります。
2) プチ治療コース
様々なコースをご用意しております。
当院に口臭治療以外で既に通院しておられる方を対象に行っております。
詳細は、ご来院時にご説明しております。
(2)ほんだ式口臭外来の治療費−歯科医師コース
現在院長は他の業務に専念するため、殆ど行っておりません。
(3)その他の治療費
a) 歯周病があることが判明した方
歯周病が原因で口臭のある方は、きちんと治療しておく必要があります。
当院の歯周病治療は大変充実した内容となっております。
さくら総合歯科ベビーキッズ歯ならびクリニックの歯周病治療についてはこちら。
b) その他の治療に関する費用
お口の中に口臭原因物質が貯まりにくい様にするために、定期的なご来院が必要になる場合があります。
お口の中に細菌がたまりやすい場所があれば、詰め物やかぶせものをやり直す必要がある場合があります。
患者さんの状況に応じて、ご来院時にご説明致します。
c) その他の費用
口臭治療に効果のある用品を、必要に応じてお買い求めいただく場合があります。(強制は致しません。)