虫歯測定器・ダイアグノデント

ダイアグノデント(DIAGNOdent)は、カボ社(KaVo) が開発した虫歯測定器で、低出力赤色レーザーを用い、虫歯がどの程度進行しているかを、数値で表してくれます。

 

 

上のグラフをご覧になってわかるとおり、奥歯の溝の部分が黒くなっている場合でも、多くの場合虫歯ではないことがわかります。
溝が黒くなっていたらすぐ削り、白い詰め物を行ってしまう歯科医師が多いようですが、このことは、結果的に歯の寿命を縮めることにつながる場合があります。

 

学校検診は、殆どの場合『視診』のみで行います。
しかも歯に歯垢がたくさんついた状態で・暗いところで・短時間に多人数を検診しますので、正確な診断は困難です。
学校検診で『虫歯無し』とされた方も、できれば歯科医院で定期的に検診を受けるべきだと思います。

 

逆に、学校検診で『虫歯あり』とされた方でも、当院では治療しない(必要ない)場合が多く、医院経営的にははっきり言って大変です。
(日本の保険制度では、報酬ゼロ。) それでも当院では、信念を曲げずに対応しています。

 

 

ダイアグノデントの診断基準

虫歯になると歯の表面のエナメル質が変性します。
そこに波長650ナノメートルのレーザー光を当てると、別の波長の反射光が出ます。
この装置はその反射光をとらえて歯の変化を把握し、結果を0から99までの数値で表します。

 

万能ではないダイアグノデント:当院での使用法

ただ、この測定器も100%信頼出来るわけではなく、ベテランの歯科医師が見たらどう考えても削らなくても良さそうな歯が、30以上の測定値を示す場合があります。

 

当院では、1回計測しただけの値で判断するだけではなく、定期的に何回も計測し、その数値の変化を観察します。
その結果数値が確実に悪化している場合は治療を行い、数値が不変又は減少している場合は、継続して観察していきます。
もちろん観察だけではなく、予防的処置も行うよう心懸けています。